(2018.10.19)
僕は身を必要以上に低くして豪雨の中を走り抜けた!
今からそう、約20年前くらいの話、僕のバイク人生の中で最も怖くて命の危険を感じた激しいゲリラ豪雨にあった・・・
当時僕は、東北の仙台に住んでいた友人のアパートに2泊3日で遊びに行っていた。
友人に牛タンの美味しいお店に連れて行ってもらったり、松島行ったり、山形行ったりとずいぶんと楽しむことができました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ3日目、僕は家路に向かいバイクを走らせました。
友人のアパートを出る前に、テレビのニュースの天気予報を確認。
今日は東北、関東と不安定な天気となり荒れる予報と言っていたので僕は気分はブルーになりながらもバイクをはしらせました・・・。
「天気大丈夫かな〜?」なんて心配しながら東北道の国見ICから高速に乗りました。 連休最終日ということもあり、車の台数も多く今にも渋滞しそうな勢いの状態でした。
高速に乗って数分もたたないうちに、ヘルメットに雨粒が・・・
雨が降り始めた時、僕は大変不安になっていた・・・、空を見上げると一面に真っ黒い雲が
広がっていてすぐに天気が回復するとは思えない状態に僕は愕然とした。
「いやだな〜いやだな〜」なんて思いながら走行していると急に雷鳴とともに雨の勢いが増した!
その雨がヘルメットに当たる音は「カンカンカンカンッ!」とすごい音だ!
体にも雨が当たる勢いはすごいもので痛かった!
するとあっという間に車があげる水しぶきと雨で前方が何も見えなくなってしまい焦ってシールドを開けました。
するとどの車もスピードを落とし車間距もほとんど開けないで走っていました!
シールドを開けっ放しで走行したかったけど僕は眼鏡をかけていたので見えなくなるのを承知の上でシールドを閉めた・・・。
すると激しく雷が鳴りだしあたりは真っ暗・・・。
ただでさえ雷が苦手なのに今僕は雷雲の中に・・・
「ド〜ン!」と本来ならうるさい音が聞こえるんだろうけどこの時は、ヘルメットに当たる雨の音がうるさくて雷鳴のほうが静かだった。
「ピカッ! ピカッ!」光るたびに稲妻が僕の頭上を走っている・・・。
すると目の前の山に、大きな雷鳴とともに稲妻が落ちた!
もう恐怖で体が震えあがり僕は必要以上に体を低くしてバイクに伏せて走行し続けた。
そんな状況が約3時間続した・・
この時は本当に車に乗りたかったです。
途中、雨をやり過ごそうとパーキングに入り休憩をしたけどやむ気配なし・・・。
この時パーキングに僕の他に一人、ライダーがいたが彼もまた途方にくれた顔をしていました・・・。
また走り出そうとバイクにまたがり混雑しているパーキングを抜けて高速の本線へ戻ると、すぐ横を走っていた車の中の人たちが笑顔でアイスを食べていたのがとてもうらやましかったのを覚えています。
本当にこの出来事はきつかった〜